一杯目ブログの最後を飾る蕎麦 深谷の香り高き蕎麦 そば遊歩
仕事も通常の業務形態に戻り出張の許可も出て蕎麦を楽しむことができるようになった。今回の出張は熊谷・深谷地区だ。花園ICを使うから秩父から深谷にかけてがターゲット。
今回の蕎麦屋選びは特別な意味がある。何故なら一杯目ブログの最後を飾る蕎麦なのだ。何処にするか、悩みながら現地に向かう。
このエリアで一番のお気に入りの遊歩に決めた。決めた理由は八ヶ岳山麓の十割蕎麦の香りと汁のバランスが素晴らしいから。
開店前に到着、車の中で仕事電話をしながら開店を待つ。暫くすると御主人が開店を知らせに来てくれた。
さっそく中に、中は4卓とカウンターで左程広くない。
品書き、日曜日と月曜日は限定の田舎蕎麦がある。以前食べた時に感動した記憶が。その記事はここ。そして、火曜日から土曜日には荒挽きが限定となる。荒引きを試した記事はここ。
やはりセイロ(750円)を頼んだ。おかわりは荒挽き(おかわり蕎麦550円)で。
ここの蕎麦がきはお勧め。リーズナブルに提供してくれる。品書きに書いてあるようにギリギリの低価格と思う。今回はパス。何故なら品書きに気になる甘味を見つけていたから。
茶が出されるが・・・・前回と違って蕎麦アラレが無くなった。これは残念なことだ、とても好きだったのに。
今日座った席は雑誌棚の側、雑誌に目をやると・・・ご主人はバイク乗りなのかな。これはBMW乗りで間違いないな。乗らない人間は買わない雑誌だ。
まずはセイロから・・・
蕎麦を啜ると・・・・素晴らしい!香りが蕎麦と一緒に口の中に飛び込んでくる。咀嚼すれば甘味が口いっぱいに広がる。喉の奥に送りこむのが勿体ないと思うほどの香りと甘味・・・今確実に至福の中にいる。このまま食べ続けたい程だ。決して細いとは言えない十割蕎麦は喉越しが良いとは言えないが、太さがある分力強く香り高く甘味も多い。そして蕎麦を噛み切る時もしっかりとしたコシを感じる。
しかし不思議だ。一体蕎麦の何が違うのだろう。啜った瞬間に香りが立つ蕎麦もあれば咀嚼するまでは香りが出ない蕎麦もある。甘味が力強く溢れる蕎麦もあればほんのりと出てくる蕎麦も。粉の違い?打ち方?いずれにしてもここの蕎麦が好みだ。思えば八ヶ岳山麓産を銘打った蕎麦で気に入らなかった蕎麦はなかった。この産地の蕎麦が好みと確信した。
汁もしっかりとした汁で太打ちの蕎麦にも負けなかった汁だ。実にしっかりした汁で力強く輪郭もくっきり。無論濃いわけではない。塩気、甘味、酸味が調和し味をさらに盛り上げている。
蕎麦を汁に浸けて啜る。蕎麦の半分ぐらい浸けるのが丁度いい。蕎麦の甘味がさらに強まる。食べていて嬉しくなる。
薬味には辛味大根に山葵、そして綺麗にされされた葱。山葵の香りは良く、辛味も強すぎない。辛味大根を食べながら蕎麦を食べ進む。そしておかわりの荒挽きを。
以前食べた荒挽きをり荒さが進んでいるようだ。
以前食べた時より蕎麦の表面が荒く野趣溢れている。しかし長さがなく短めだ。前は長さがあった。
蕎麦のみを啜ってみると・・・・おぉ!何という香り!以前食べた荒挽きはセイロの方が香りを感じたが、今回の荒挽きは香りが溢れている。挽き方を変えたのかな。それ故、蕎麦の長さがキープ出来ないのかな。荒挽きでここまで気に入ったのは初めてだ。いつも荒挽きは”やはりセイロの方がいいな”で終わる場合がほとんどだったから。
汁を浸けてみる。汁は蕎麦に負けない。そして蕎麦もしかり。互いに引き立て合っている。良いバランスだ。
窓を見ると・・・素敵な置物が。やはりご主人はバイク乗りだな。
やはりなんか甘いものが欲しい。甘いものは・・・・
ほー、蕎麦ジェラート、蕎麦焼酎と返しが入っているって!一体どんな味だろう。
でも、やっぱりこれだね。チーズケーキ。蕎麦チーズケーキだそうだ。早速頼んでみるが・・・・今日は無いとの事。なんと解凍するのを忘れたとか。残念。
ならば蕎麦ジェラートだ。
揚げた蕎麦の実がジェラードに乗る。
蕎麦の香りと甘味を期待したが・・・・酒が強い気がする。
返しの味も良く判らなかったな。酒の味ばかり感じて。でも美味しかった。
そば遊歩
埼玉県深谷市国済寺493-1
Tel : 048-575-2827
昼の部:午前11時30分~午後3時30分(売り切れ仕舞いの場合あり)
夜の部:午後5時30分~午後7時30分(都合により休止、売り切れ仕舞いの場合あり)
素麺屋さんのラーメンを食す。
次ブログ、(2杯目)しろたま さる1号の蕎麦と甘味の探求記録での”日常のなかで”の記事は→ここ
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喜んで評価しようじゃないか。
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